おいすブログ

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攻撃は最大の防御

という格言、多くのケースに当てはまるなあと思う今日このごろ。

たとえば、いわゆるエレベーターピッチではないけれど、仲良くも仲悪くも無いぐらいの人と一緒になって、数分間なにか会話をしなければいけない状況。これ、完全に先手有利のゲームです。

まず、日常会話レベルでは当り障りのないことを質問することは非常に簡単ですよね。「最近どうですか」とか、「あの件、あの後どうなりました?」とか何でもいい。一方、質問された側は、それに対して、端的に要点が伝わるように内容を工夫し、相手に誤解や違和感を与えない表現を選び、もし場所が会社で相手が上司とかだったら、仕事で成果あげてますよ感を最大限演出しつつ、アホだと思われないようにしなければならない。

質問した側になれば相手が話している間に次の質問の内容を考えることができるし、こちらから相手に情報を与えることなく、相手から有益な情報を引き出すことができる可能性が高いわけです。

このように完全に非対称な関係なのに、先に話しかけたほうが人間関係においてより主体的に動いてる感が出せるし、会話の主導権を握る形にもなるので、良いことづくめです。

この理論を突き詰めていくと、「人見知りは自分から話しかけなさい」みたいなタイトルの新書を出せそう。