ふるさと納税おわった
ちょこちょことやってた今年のふるさと納税がようやく終わりました。
大した額じゃないので肉とかフルーツとかを1万円ずつぐらいで小分けに注文してたんですが、最後の方はいよいよ頼みたいものがなくなってきてしまい、もうちょっと上半期からいろいろ注文しておけばよかったという感じに...。
ふるさと納税のサイトを見ていると寄付額100万円以上のやつがあったりして、一体どんな人が注文するんだろうと思ってたんですが、これを見ると、控除額って年収が高くなるにつれてうなぎのぼりに上がるんですね。
https://www.furusato-tax.jp/example.html
こうしてみると露骨に富裕層に有利な制度になっているように思えます。控除額もさることながら、やることによるデメリットは無いのに能動的に手続きをしないと恩恵を受けられないので、そもそも知らない、やってないっていう人も多く、金融リテラシーというかファイナンスにあまり関心がない非富裕層の人が主に損をしているのではないかと。
そして納税者の最適行動としては、愛着のある地方に納税するのではなく、お礼の品がより魅力的で還元率の高いところを探すことになる(ふるさと納税サイトも当然それを認識して煽っている)ので、自分のふるさとに寄付することへのインセンティブとか、継続して同じ自治体に寄付し続けたらボーナスがあるとか、せっかくだからそういう設計にしたほうが良いと思うのですが、まだ試行錯誤段階なんですかね。
しかし、あまりこういうことばかり言ってると、ふるさと愛みたいなところからかけ離れた資本主義まるだしマンな感じがしてしまうので、それはそれでどうなのかという気もしますね。